この一週間は、流石に家族みんな落ち込んでいました。
でも何とか頑張ってカリンの死を受け入れられてきたので、川崎の病院まで精算に行ってきました(受け入れられなくても払わにゃいけません)。
いくら掛かったなどお金の話などはしたくありませんが、それよりもMDのヘルニアに付いて色々調べたり獣医さんの話を聞いている内に、考えさせられる事がありました。
昨今MDの人気は減ってきたそうですが、未だ数では一番で国内には116,500匹(JKC2006)程いるようです。 確かにMDはヘルニアに成り易い犬種だと、飼い始め前から見聞きし知っている人は多い様ですが、購入時にはまさかウチの子が、まさかそんな確率で、まさかそんなに費用が掛かるとは、の人が殆どでしょう。 ましてやペットショップで可愛いMDの子犬が愛くるしい眼で見つめて尻尾なんぞ振っちゃったら、もうその子の虜になるのは間違いありません。 一応、ペットショップでは、ヘルニアの注意位はしても、当然ながら将来を危惧して販売を拒むことはしません。
その後、現実的にMDは椎間板の石灰化が生後2年から5年で始まります。 どんなに飼育環境、飼い方を考慮しても遺伝的にそうなってしまうのです。 これはあの胴長を作るために遺伝的な宿命です。 そしてその2割以上、計算上は23,000匹以上の可哀そうな子がヘルニアで苦しむことになります。 幸い回復したとしても、残念ながら何度も再発する可能性も高く、大事な子が再び辛い痛みを与え、そして我が家の様な悲しい結末を迎える事も多い様です。 その間、勿論オーナーには精神的にも、肉体的にも、金銭的にも色々な大きな負担が掛かってきます。
2割以上は、いくらなんでも多過ぎませんか? それでも今もMDは販売され購入されています。 何かおかしい! 繁殖の仕方に問題があるのではと思いたくなります。 そしてそれを助長するビジネスのシステム。 でもこれが現実です。 知らないとは言え、それを受け入れたのは私達も同じでした。 でも、今なら言えます。 もうこれ以上、将来が限られた可愛そうな子が、ビジネスのために無理やり次から次と繁殖され売買されることのない様にと。
MDを既に飼っている方は、覚悟が必要です(貯金も)。 そして新たに飼いたい人は、それでも本当に飼うのか、その子の繁殖経歴は問題無いか(信用できるか)、それよりもっと遺伝的に問題の少ない犬種もあることを事前に良く調べ、十二分に検討して欲しいと思います。 もし現実をもっと皆が知っていたなら、本当に周知されていたなら、MDの人気はあそこまでは至らなかったのでは、と今では考えるようになりました。
でもね、カリンに出会え、短い間だけど一緒に過ごした時間を否定したくはありません。 それは私達家族のかけがえのない大切な思い出です。
病院で精算を終えた後、病院の面会室がある4F(茶色の一つ上の階)から見えた多摩川の土手下に行きました。
カリンが入院している時に窓から眺めながら 「退院したら、あそこの河原を散歩してから家に帰ろうね」 と、約束していたのです。 カリンも私達家族も必ず退院出来ると信じていました。 しかし・・・。
娘がカリンの形見の首輪と遺骨の一部を持ってきてました。 そして約束通り、私達三人と”カリン”はその河原をゆっくり散歩しました。

「カリン、助けてあげられなかったけど、一緒にお散歩はできたね。 じゃあ、お家に帰ろう・・・」
これからは、週末ごとにカリンとの思い出の散歩道に行こうと思っています。 勿論、”カリン”と一緒に。
最近のコメント